歌唱訓練における和声訓練での純正調の和声の実現とその学習のための合唱支援システムを開発しました。
純正調の和声を実現するには歌唱者らの耳の良さに依存した相対的な音感、経験などに頼るしかないのが現状でしたが、本システムはこうした問題点を克服することで、合唱練習、アカペラ練習に役立つシステムとなっています。本研究内容は、2021年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会 で紹介します。本システムは誰でも合唱を楽しめるように敷居を下げ、より身近に、ハーモニーの魅力や楽しさを広げる、合唱のユニバーサル化に繋げる研究です。
研究室では現在、こうした合唱支援のシステムの試作開発を進めています。コロナ禍で学校関係では合唱が禁止になっている現状を踏まえ、コロナ禍でも本格的に合唱の一人練習が自宅で出来るシステムなどを多角的な視点で開発しています。合唱が音楽療法など様々な分野への応用性を探究しながら評価、治験を考え開発しています。
学会当日は、多くの方々のご参加に感謝いたします。ありがとうございました。
(2021.9.5)