暗闇で光る無給電ラジオ受信機 HOOPRA GLOW

突然の夜間停電でラジオが探せない問題を解消する発光型の無給電ラジオ(特許出願中)

~防災対応で安全安心な暗闇で光る無給電ラジオ HOOPRA GLOW~

地震発生時に停電するケース、しかも夜間に発生するケースは意外に多いものです。2022.3.16 23:36に発生した福島県沖を震源とする地震では、宮城県及び福島県で最大震度6強なり、深夜のこの地震の影響により関東の広い範囲では200万世帯が停電しました。

Twitterのつぶやきから明らかなように、停電しますと、テレビが使えないのでニュースが視聴できない、wifi等のネットワーク機器が使えない、その地域のネットワークが使えない、仮にネットワークが使えても過度のアクセス集中でネットやSNSが使えなくなります。状況を知る手段はラジオ受信機のほぼ一択となります。

ラジオ受信機を持っている場合、

(日中の場合)
緊急地震速報 → 地震発生 → 停電 → テレビ使えない → ネットも使えない → ラジオ受信機 → 災害の状況・情報が得られる

(夜間の場合)
緊急地震速報 → 地震発生 → 停電 → テレビ使えない → ネットも使えない → 暗がりでラジオ受信機が探せない → 災害の状況・情報が得られない

となります。

手回し発電ラジオは理論的には便利ですが、意外に回す手間が不便なので長時間聴けず、手軽な電池式ラジオに頼るケースがあります。この場合、内蔵電池が放電していたり、液漏れしていたり、電池が入っていない状況もあり、こうした場合はラジオが使えません。この電池の問題は、手回し発電ラジオでも起こります。手回しで発電した電力を蓄電する内蔵蓄電池が長期間の放電状態や経年で劣化してしまうと、回しても充電しなくなります。

そこで、
・電池や手回し発電が不要
・暗がりでの視認性を高める

特徴を持つ防災ラジオとして、発光する無給電ラジオを開発しました。重さは200g程度で、かばんに入る大きさです。普段、リビングや玄関先の壁に掛けて置くことを想定します。発光材は周囲の光を自ら蓄え、それで発光します。太陽光や蛍光灯などの周囲の光を蓄光し、発光します。

壁に掛けておいた場合、日中なら窓からの太陽光や室内灯で蓄光します。夜間は室内の明かりで蓄光します。夜間に突然停電した場合に、暗がりで光る状況になります。地震で掛けていたこのHOOPRAが落下しても、光っているので暗がりで容易に発見出来ます。発光時間は、蓄光量にもよりますが、およそ数時間程度です。

励起波長の詳細は省きますが、太陽光は勿論、室内照明として白色系LEDや蛍光灯、また、紫外線LED、水銀灯、ブラックライトなどが光源となります。発光するこの無給電ラジオは特許出願中です。

蓄光中(明るい場所)

発光中(暗い場所)