音楽に合わせて歌を歌ったり、楽器を演奏したり、合奏したり、体を動かしてダンスしたり、演技するような、自分の意思により能動的に音楽を楽しむパフォーマンスの支援をバリアフリーミュージックⓇと定義し、それを実現する音楽工学技術を開発しています。
現在、MUSICROBOT技術をコアとして、このシステムとの通信を、演奏支援装置や演奏インターフェース、リズム把握支援システムで行い、結果、本物の楽器で音楽を能動的に楽しめるシステムを具体的に創造しています。
今回、耳の不自由な方や、肢体不自由(車いす、ALS難病、筋ジストロフィー難病など)の方の音楽演奏支援のために、視線入力装置(アイトラッカー)による、打楽器演奏支援システムを開発しました。打楽器演奏装置(MUSICROBOT)に接続しなくても、汎用の電子打楽器(MIDI音源)やパソコン内蔵のMIDI音源に接続できます。このシステムでは視線で打楽器を演奏できるので、音楽療法などへの活用や、さらにギガスクール構想による端末一人一台時代の学校音楽教育にも役立てられると考えています。
本研究内容は、2021年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会 で紹介します。