グランドピアノは場所や移動の制約があるので、電子ピアノを使用しています。STEINWAY Model Dのピアノ音源を使用してみました。データは50GBのサンプリングデータからなります。ソフトウエア音源ではレイテンシーが問題となりますが、パソコンOS、CPUスペック、RAMメモリ、ハードディスク、SSD、オーディオインターフェースの選定により無視できれるレベルに持って行けます。デスクトップパソコン、ノートパソコンなど色々試していますが、トータルのパフォーマンから、デスクトップパソコンが安定しています。
この電子ピアノ音はスピーカーからの再生になりますので、スピーカの性能を上げています。ソフト音源なのでライブでの安全性には課題がありますが、弾いた時のピアノの音は、明らかに素晴らしいです。
このピアノ音源の波形容量は50GB、これは50000MBです。1989年に発売されたPROTEUS/1を先日の実験演奏会に使用しました。以下もので、これはオリジナルモデルです。
このハード音源の波形容量は4MBでしかも音色数192となっていますから、この中のピアノ音源部分のデータはわずかです。当時この音源は20万円もしましたが、DTMをやっている人たちはあこがれの機種で、この音源をATARI 1040コンピュータとともに使用したものでした。20年の間にハード音源は一気にすたれ、ソフト音源となりました。当時も、ソフト音源がございましたが、非常に重たくレイテンシーもすごく、実用的なものではありませんでした。当時はRolandのハード音源、D-110、U-110も大人気でしたが、ピアノの音に関してはPROTEUS/1がよかったのでこのハード音源を先日の実験演奏会で使用しました。日ごろクラシックを学ぶ、ピアノの相当な演奏技術を有します学生さんから、率直に、ピアノの音がなんか違いますねとの指摘が、、、これがキッカケで、私の当時のPROTEUSへの思い、X-FILEのテーマ曲でも使用されたPROTEUSの話題を語らせて頂きました。