リズムの輪を広げよう~ロボットと一緒に遊ぶ音楽会~ 市民公開講座型ワークショップ開催

打楽器演奏ロボットと育むQOLを高める新たな音楽体験のワークショップ

『リズムの輪を広げよう ~ロボットと一緒に遊ぶ音楽会~』
バリアフリーな音楽体験の可能性を探る

助成: 公益財団法人かけはし芸術文化振興財団
主催: 公益社団法人日本生体医工学会
企画・運営: 福井大学 先端マテリアル創造ものづくり研究室
後援: 福井県、福井県教育委員会、福井市教育委員会

開催概要

 本ワークショップは、第64回日本生体医工学会大会の市民公開講座として開催します。当研究室が開発した打楽器演奏ロボットMUSICROBOTを活用し、誰もが参加できる“ユニバーサルな音楽体験”を提供します。

 これまで福井県内の特別支援学校、小学校、院内学級、重症心身障がい児者福祉サービス事業所などで行ってきた訪問演奏や体験活動の成果をもとに、音楽がリハビリテーションや音楽療法の現場でどのようにQOL(生活の質)向上に貢献できるかについて、実演を交えて紹介します。個の特性に応じた演奏支援装置などを通じて、人とロボットが協調しながら音楽を奏でる未来の共生社会の姿を体感いただけます。

バリアフリーミュージックとは

 障がいの有無や年齢、身体的条件を問わず、誰もが音楽に参加できることを目指した、ユニバーサルデザインに基づく音楽体験をバリアフリーミュージックとして探究しています。音楽的コミュニケーションには、人の「聴く力」「観る力」「集中力」といった本質的な能力を引き出し、高める力があります。本ワークショップでは、これまでの実践事例を交えながら、参加者の皆様に音楽体験を通した「バリアフリーミュージック」の可能性を体感していただける機会を提供します。

このワークショップで探究できること

・人とロボットが共に奏でる、誰もが楽しめる音楽体験のかたち
・音楽療法的アプローチを取り入れた、新たな音楽教育のあり方
・音楽療法・リハビリ分野における新たな活用法とその可能性
・合奏を通じた、障がいや世代を超えたQOLの向上の実践
・医療従事者・音楽療法士・工学技術者とのネットワーク構築
・医療・福祉現場における音楽支援技術の未来と社会実装

司会・演者

庄司 英一(福井大学 学術研究院 工学系部門 知能システム工学講座)
早川 由美(音楽療法士)
使用機材: 打楽器演奏ロボット IROPS-8号機、9号機

開催情報

・日時: 2025年6月5日(木)13:30~15:30(開場 13:20)
会場: フェニックス・プラザ 2階 小ホール(第1会場)
     〒910-0018 福井県福井市田原1丁目13番6号
参加費: 無料(一般公開・要申込)

参加申込方法

 事前申込が必要です。以下のリンクまたはQRコードよりお申し込みください。
👉 申込フォームはこちら

本ワークショップは、第64回日本生体医工学会大会(福井市フェニックス・プラザ開催)の公式企画として特別に無料公開されるものです。音楽・ロボット・福祉・教育に関心のある一般の方や学生の皆様に、広くご参加いただけます。

 ※なお、ワークショップ以外の大会プログラムへのご参加には、別途参加登録と参加費が必要です。

2025_医用生体_かけはし_23.pdf