100の理屈よりも1つの試作品の方が価値がある

実際に実験として試してもいない、試作する技量も持っていない、あるいは、わかった振りをしていて、偉そうに屁理屈を言って、人のアイデアを頭から否定する人がいませんか。あるいはそんな自分が自分の中にいませんか。未踏の内容なのに、やってもいないのに、偉そうに分かっていたかのように、ネガティブなことを言う。すべてを知っている神様のようです。学会の質疑応答のシーンや、研究内容や成果の評価のシーンでこれがおこるととても不愉快です。

屁理屈を無視して、試してみたらうまく行くことがあります。うまく行った場合は次への改良や発展へのやり甲斐になります。屁理屈通りにもたとえ失敗したとしても、うまく行かなかった事実が実際に確証になる訳ですから価値があります。その事実を踏まえ、次への改良やアイデアに自信を持って繋ぐことができます。失敗は成功のもとです。屁理屈を聞いて気分が悪くなるより、ダメ元でやってみた方がよいです。

若葉が芽吹く春、1年の始まりです

ADVANCED MATERIALS INNOVATION & MONOZUKURI LAB
University of FUKUI