放射線の線量を計測する方法は多数ありますが、ガイガー・ミュラー計数管(ガイガー・カウンター、GM計数管)を使用した方法は高感度です。
放射線としてガンマ線、ベータ線を検出します。放射線がガイガー・ミュラー計数管に飛び込んで来たときにカウントします。
福井市内の研究室内でのモニタリング値ですが、コンクリートなどの建材、場所などで屋外よりも高い値になっています。以下は、福井県原子力環境監視センターによるモニタリングの様子です。これは福井市の屋外での空間放射線線量ですが、風向きや風速、降水量によっても変動します。
(CREDIT:福井県原子力環境監視センター)
市販マントルによる作動チェックはこちら。
参考までに、世界平均ですが、人体は年間、2,400μSv (2.4mSv)の自然放射線をあびています。国内は2.1mSvのようです。およその内訳として、
宇宙線から390 μSv
地殻・建材などに含まれている自然放射性核種から480 μSv
体内に存在している自然放射性核種(カリウム40、炭素14)から290 μSv
空気中に含まれているラドンから年間約1260μSv
と言われています。先ほどの空間線量とは単純に比較ができません。研究室では空間放射線線量、遠隔計測システムなどの開発も行っています。
- 放射線モニタリング情報
- 福井県原子力環境監視センター
2024.11.28 リンク切れの修正