米国電気化学会(ECS)より30年継続会員の認定を受けました

大学研究者としての活動は、
実験や講義、学生指導、論文執筆、特許出願、学会発表、展示会出展、公開講座といった日々の仕事の積み重ねによって成り立っています。
多くの場合、その時間の長さや意味を意識することはほとんどありません。

先日、2026年度に向けた会費関係の手続きを行う中で、
米国電気化学会(The Electrochemical Society, ECS) より、
30年にわたる継続会員としての節目を示す公式レターを受け取っていたことを、あらためて確認しました。

このレターは、1995年よりECSの会員として活動してきたことに対し、
30年目の節目を迎えた会員として正式に認識していることを、
学会として文書で伝えてくれたものです。

振り返れば、大学院時代から電気化学分野に関わり始め、
研究テーマや立場は変化してきましたが、
電気化学という学術分野の国際的コミュニティに継続して身を置き、
研究を続けてきたという点は、一貫していました。

ECSは、電気化学および固体科学分野における世界的な学術団体であり、
国際会議や論文誌を通じて、研究の動向や水準を意識する重要な場でもありました。
そのような学会に、長期間にわたって関わり続けてきたことが、
こうした形で可視化されたことに、時間の重みを感じます。

30年という数字自体に特別な意味を見出していたわけではありませんが、
こうして節目として示されることで、
研究とは短距離走ではなく、時間をかけて積み重ねていく営みであることを、
あらためて実感します。

研究室に所属する学生の皆さんにとって、今取り組んでいるテーマや日々の試行錯誤は、すぐに成果として見えないことも多いでしょう。しかし、研究は確実に時間の中に蓄積され、やがて思いもよらない形で評価されることがあります。

これからも、学術コミュニティの一員として、研究と教育に真摯に向き合っていきたいと考えています。

庄司英一

Recognition for 30 Years of Membership in The Electrochemical Society

I received a letter from The Electrochemical Society (ECS) acknowledging my 30 years of continuous membership since 1995.

Rather than a formal award, this recognition reflects the accumulation of time spent engaging with the international electrochemical community.
It offered me an opportunity to reflect quietly on the long-term nature of research and academic commitment.

I hope to continue contributing to research and education while remaining connected to the global scientific community.

Eiichi Shoji

レターの紹介(私信なので一部のみ)

(補足)

・本記事には、ECSより送付された30年継続会員認定レターの一部画像を添えています。
・全文ではなく、学会名・日付・30年継続の事実が確認できる範囲のみを掲載しています。