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高分子アクチュエータ (人工筋肉)
本特許は、伸縮性電極材としてシートメタルを用いて、高分子アクチュエータを製造する特許技術である。この電極構造において、イオン液体を含侵させた構造の高分子アクチュエータも含む。本技術は、低コスト、超大面積(A4,A3サイズ等)、平坦性に優れる高分子アクチュエータを簡単に製造できる決定的な方法である。製造した高分子アクチュエータシートを任意の大きさに切断して、いろいろな高分子アクチュエータ素子を簡単に製造できる。シートメタルには銅やニッケルなどが利用できるので非常に安価である。
本特許のライセンスに関る相談は庄司までお問合せ下さい。
打ち抜きの大きさが幅0.5mmのひし形など、微細なシートメタルがある。
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
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公報種別 | 特許公報(B2) |
特許番号 | 特許第5474387号 (P5474387) |
公開番号 | 特開2010-226773 (P2010-226773A) |
登録日 | 平成26年2月14日(2014.2.14) |
発行日 | 平成26年4月16日(2014.4.16) |
公開日 | 平成22年10月7日(2010.10.7) |
発明の名称または考案の名称 | 高分子アクチュエータ |
国際特許分類 | H02N 11/00 (2006.01) |
FI | H02N 11/00 Z |
請求項の数または発明の数 | 5 |
全頁数 | 12 |
出願番号 | 特願2009-067822 (P2009-067822) |
出願日 | 平成21年3月19日(2009.3.19) |
審査請求日 | 平成24年2月22日(2012.2.22) |
特許権者または実用新案権者 | 【識別番号】504145320 【氏名又は名称】国立大学法人福井大学 |
発明者または考案者 | 【氏名】庄司 英一 |
個別代理人の代理人 | 【識別番号】100087169、【弁理士】、【氏名又は名称】平崎 彦治 |
審査官 | 【審査官】尾家 英樹 |
参考文献・文献 | 特開2008-148452(JP,A) 特開平10-041053(JP,A) 特開2007-329334(JP,A) |
【請求項1 】
高分子化合物から成る電解質膜と、該高分子電解質膜の両面に形成される電極を有し、該
電極間に電圧を印加することで上記高分子電解質膜を屈曲変形させることが出来る高分子
アクチュエータにおいて、上記電極とし縦・横方向に複数の空隙を形成して伸縮性を備え
たシートメタルを使用し、金属製帯材の長手方向にスリット穴8 a とスリット穴8 b を交
互に打抜き加工し、上記スリット穴8 a とスリット穴8 b は金属製帯材の幅方向に1 / 2
ピッチ横ズレし、そして、各スリット穴8 a 、8 b ・・を交互に有す金属製帯材の両端を
引っ張ることで、スリット穴8 a とスリット穴8 b の繋ぎ部位9 が変形して伸びることで
シートメタルとし、該シートメタルを加熱圧縮して上記高分子電解質膜の両面に接合して
一対の電極としたことを特徴とする高分子アクチュエータ。
【請求項2 】
上記高分子化合物は、イオン伝導性高分子化合物である請求項1 に記載の高分子アクチュ
エータ。
【請求項3 】
上記高分子化合物は、非イオン性高分子化合物である請求項1 に記載の高分子アクチュエ
ータ。
【請求項4 】
上記高分子化合物は、イオン性液体を含有している請求項1 、請求項2 、又は請求項3 記
載の高分子アクチュエータ。
【請求項5 】
上記高分子電解質膜の厚みは、1 0 μ m 以上5 m m 以下である請求項1 、請求項2 、請求項3 、又は請求項4 記載の高分子アクチュエータ。