コンサートバスドラム演奏ロボット(IROPS-10号機)

コンサートバスドラムを演奏する打楽器演奏ロボットIROPS-10号機を開発しました。今まで聴いたことの無かったコンサートバスドラムのサウンドを響かせることも可能です。

特長として、
・表側と裏側の両方にマレットとマフリング/ミュートパッド(消音)機構を搭載
・マレット、ブラシ、ルーテ(Rute)等の素材/種類は差し替え可能
・マフリング/ミュート先端形状やエラストマーの素材は様々なものを開発
・各マレットは打面の中心部やリムよりで位置を変えられる
・コンサートバスドラム本体は無加工、無改造
・演奏制御ユニットは簡単に脱着可能
・制御時の機械音ノイズは無し
・BLE MIDIにより、汎用電子楽器やタブレットパソコンから制御可能
・人工知能やパソコンにとっての生演奏の手段になる
・これまでの打楽器演奏ロボットと組み合わせて活用可能
・演奏支援装置と組み合わせて打楽器演奏システムとして活用可能
・その他

例えば、
①表面のみを打ちながら、表面を適宜マフリング/ミュート操作しながら演奏すること、
②表面のみを打ちながら、裏面を適宜マフリング/ミュート操作しながら演奏すること、
③表面のみを打ちながら、表面と裏面を独立に適宜マフリング/ミュート操作しながら演奏すること、
④表面と裏面を種類の異なるマレットで適宜打ちながら、表面と裏面を独立に適宜ミュート操作しながら演奏すること、
⑤表面と裏面の両方をずっとマフリング/ミュートしながら、表面と裏面を種類の異なるマレットで適宜打ちながら演奏すること、

が可能です。これらの演奏では、打った直後にミュートしたり、そのミュート加減もコントロールできます。表面に2個のマレット機構を配置させてロール演奏が出来ます。つまり、人が奏でる基本的なサウンドを得ることができます。加えて、人間なら左右2本の手と足を使いますが、IROPS-10は3~8個の演奏制御ユニットで複雑に演奏しますので、力強い響きから温かい響きなど自在な音色制御で演奏できます。

初稿 2023.7.19