セルロースナノファイバーによる高分子アクチュエータ(人工筋肉)の創製 – 2019年繊維学会年次大会

G20でのプラスチック問題の議論で明らかなように、バイオマスポリマー、バイオベースポリマーなどは環境負荷の少ない高分子として、近年、非常に興味が持たれています。今回、環境負荷の少ない、メカトロニクスの人工筋肉素子として、セルロースナノファイバーを用いたバイオマス高分子アクチュエータの創製について紹介しました。エレクトロニクスが関わるこうした素子は環境負荷の問題が非常にシビアとなってきており、今回、環境負荷が1/10程度のセルロースナノファイバーを用いた人工筋肉素子は、モータに替わる駆動原理として、こうした世の中の環境問題の動きに沿った開発として、非常に道理にかなった方策だと考えています。

バイオマス人工筋肉(アクチュエータ)として、この創製技術は、当研究室で既に特許登録している内容により実現しています。

A会場 6月5日 11:00~11:20
1A03 セルロースナノファイバーアクチュエータの創製と機能性材料としての応用性
(福井大院工) 庄司英一


開催当日(初日) 早朝の様子

当研究室のバイオマス高分子アクチュエータは、持続可能な開発目標(SDGs)に沿う研究開発シーズとして進めています。

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2019年繊維学会年次大会

セルロースナノファイバーによる高分子アクチュエータ(人工筋肉)の創製に関する学会発表を予定しています。

セルロースは森林資源、植物資源として、日本では特に豊富なバイオマスとなっています。このセルロースをナノファイバー化する技術が近年進み、鉄の1/5の軽さで5倍の強度をもつセルロースナノファイバーは画期的な先端材料として大きな注目を集めています。

当研究室はこれまでに高分子アクチュエータ(人工筋肉)の研究を総合的に進め、数多くの成果を挙げてきました。多くのノウハウを活かして、今回、セルロースナノファイバーによる人工筋肉を開発しました。これは、モータに変わる動きの原理となる人工筋肉となるものです。今回の繊維学会ではその内容の一部を紹介する予定です。

A会場 6月5日 11:00~11:20
1A03 セルロースナノファイバーアクチュエータの創製と機能性材料としての応用性
(福井大院工) 庄司英一

会期: 2019年6月5日(水)~7日(金)
会場: タワーホール船堀 (江戸川区総合区民ホール)

プログラム:
http://www.fiber.or.jp/jpn/events/2019/year/program_190228.pdf

(2019/3/19)

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庄司英一 (Eiichi Shoji, MONOZUKURI LAB)
人とロボットが共生する工学技術をめざして、先端マテリアル創造ものづくり研究室として福井大学で活動しています。日頃の研究活動から、開示できる情報を発信します。

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