越前和紙の風合いを活かした電源・電池が不要な『パネルラジオ』の試作品 ~ 続編

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

越前和紙をつかったパネルラジオ(パネルフープラ)の続編です。試作品を追加しましたのでご紹介いたします。

このラジオですが、電波のエネルギーハーベスティングによる電源や電池を使わない『無電源ラジオ』となっています。部品が壊れない限り、電池無しでAMラジオ放送が半永久的に聞けるラジオです。エネルギー源は放送を聞こうとする電波そのものなのです。その電波のエネルギーを集める(ハーベスティングする)ためには、出来るだけ大きなアンテナが必要となります。このために、大きなパネルを用意して、その外周にアンテナを埋め込んでいます。こうした理由があるラジオなので、こんな形になっています。

今回はパネルの表裏へのアートとして、越前和紙の風合いを活かしてインテリアとしても楽しめるアートラジオとしました。後述のように災害時には防災ラジオとしても機能します(たぶん、、、)。

それぞれの試作品はこんな感じ。


長田製作所製の和紙を使った試作品


長田製作所製の和紙を使った試作品


福井県指定無形文化財 “墨流し” 保持者・伝統工芸士 福田忠雄 氏による和紙を使った試作品


伝統工芸士 玉村久 氏による手漉き和紙を使った試作品

墨流しなどの技法を使った特徴ある越前和紙を4種類選んで製作しました。和紙は『越前和紙の里』にある、パピルス館と、うめ田さんで入手しました。

和紙の風合い、凹凸感がわかるように拡大するとこんな感じ。

さらにこんな感じ。

見えないところへのこだわりですが、試作品のすべての裏面には伝統工芸士 山田利幸 氏による楮紙を貼りました。

大きさはA3ノビサイズで、持ってみるとこんな感じです。

このラジオは使わない時はインテリアとして使えますが、不慮の停電や災害時などのいざというときはこの電源・電池のいらないラジオは防災ラジオとして活用できます。インテリアを手に取って防災ラジオとして持ち出せます。試作品の重量は480gでしたので、500mLのペットボトル位の重さです。小脇にかかえて容易に持って歩ける軽さです。

試作品はNHK福井第一放送(JOFG)が良好に受信できることを確認しています。作り方の改良や、使い勝手の改良などでしばらく様子を見ていこうと思います。

無電源ラジオ『フープラ』 HOOPRA を紹介するパンフレット
電波のエナジーハーベスティングによる無電源AMラジオ 『フープラ』 HOOPRA を紹介するパンフレットです。フープラは電池を使用しないエコなAMラジオです。電池を使用しないということは、電池の心配が永久に無い!ということです。平常時、災害時、停電時、避難時、おやすみ時などに。

越前和紙の風合いを活かした電源・電池が不要な『パネルラジオ』の試作品
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。 パネルの外周にアンテナを組込んだ『パネルラジオ』(パネルフープラ)として試作しました。こ...

The following two tabs change content below.
庄司英一 (Eiichi Shoji, MONOZUKURI LAB)
人とロボットが共生する工学技術をめざして、先端マテリアル創造ものづくり研究室として福井大学で活動しています。日頃の研究活動から、研究に関わることや出来事、おもしろそうな話題などを発信します。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。