ものづくりを支える科学 – 後期の授業から

将来世の中をより便利にする、画期的なものづくりが出来る人材の輩出を目標に、世の中にない、世の中を便利にする画期的なものづくりが出来る人になるためには何を学べばよいのでしょうか。各製品(モノ)の原理を一つずつ学んでいくのでしょうか。私たちは、様々なモノに囲まれて、便利に豊かな生活ができる状況になってきました。人類の歴史は、ものづくりの歴史とも言えます。そのものづくりは科学が支えています。いろいろなモノが世の中を支えている現代、個々のモノに関わる科学を1つ1つ解説していたのでは、取り上げた例しか説明出来ません。本授業の受講生が将来、幅のあるものづくりの発想や応用の利く発想ができるような人材になるためには、ものづくりを支えている『科学の発見』について探求する機会の方が大切ではないかと考えました。科学は累積的な営みです。新しい理論は常に、それ以前に成功していたいろいろな説を、改善して組み入れていく。そして以前の説がうまく機能する場合は、なぜそれがうまくいくのかまで説明できます。現代科学のようなものが最初から最初から目標とされていたわけではまったくなかったのです。

そこで本授業では、受講生と一緒に、『科学の発見』を探求していこうと思います。その時代の科学により、その時代の最高のものもが作られてきたはずです。この授業で『科学の発見』を探求することは、ものづくりを支えてきた『科学』を探求する良い機会と考えています。科学革命をいくつ語れますか?そうした科学革命はどのようにして起こり、科学はどのようにして現在のようなものになったか語れますか?これらは本授業のテーマでもあり、『科学の発見』を探求することが、ものづくりを支えてる科学を学ぶ近道になるはずです。

今期はこの教科書を使います。

1979年のノーベル物理学賞を受賞したスティーブン・ワインバーグ先生の著書、『科学の発見』です。この著作はテキサス大学の教養課程の学部生に向けて行っていた講義ノートをまとめたものです。ノーベル物理学賞を受賞された先生はどのような講義をしていたんでしょうね。『観察』『実験』『実証』をもとにした『科学』が成立するまでの歴史について興味深く書かれているので、それらを学びながら、ものづくりとの関係を考えていこうと思います。多くの書物にあるように、この本も著者によるかたよりがございます。行間の意味の補足や、最先端のモノとの関りなどを補足などしながら、進めていこうと思います。

本授業は、ふくい地域創生士認定科目、県内大学等単位互換制度科目にもなっています。

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庄司英一 (Eiichi Shoji, MONOZUKURI LAB)
人とロボットが共生する工学技術をめざして、先端マテリアル創造ものづくり研究室として福井大学で活動しています。日頃の研究活動から、開示できる情報を発信します。
庄司英一 (Eiichi Shoji, MONOZUKURI LAB)

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