打楽器演奏ロボットの開発には『材料』の知識も非常に重要

打楽器演奏ロボットの開発には多方面の知識とワザが要求されます。例えば、電子工学、情報工学、機械工学、制御工学、材料加工学など。さらに、高分子化学や材料化学という、素材・材料に関する知識が重要になってきます。どういうことか、、、

とてもアナログな世界なのですが、打楽器演奏ロボットによる演奏音を左右するのは、制御法も重要ですが、楽器側の素材の関係、つまり、叩く方と叩かれる方の素材の吟味がとても重要になります。実はこれ、打楽器演奏者のこだわりと同じです。トライアングルを鳴らすとき、叩く方と叩かれる方の素材によって、音色が劇的に変化します。ただし、人が演奏するような叩き方ではないので、ロボットが演奏したときに、心地よい、より良い音でロボットが演奏できるように素材を検討する必要があるのです。『良い音』の響きが得られるような工夫が重要です。トライアングルのビーターの素材、トライアングルの本体を製作する際の素材の選定、さらに、スティックのチップの大きさや木の素材や重さ、密度などをいろいろ変えて、良い音で演奏できるように設計します。アクチュエータからノイズが出ないように、消音するための素材と形、高速連打ができるための機構側の材料をどうするかなど、素材の知識が要求される場面が非常に多いです。音楽への挑戦ですから、楽典の知識も必要です。異分野融合が必要です。

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庄司英一 (Eiichi Shoji, MONOZUKURI LAB)
人とロボットが共生する工学技術をめざして、先端マテリアル創造ものづくり研究室として福井大学で活動しています。日頃の研究活動から、開示できる情報を発信します。

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